まず、「口臭は治療することができます。」
口臭の原因で、歯科で関わる内容は大きく分類すると3つあります。
虫歯によるもの、歯周病によるもの、舌苔(ぜったい)によるものです。
一番多いのが舌苔による口臭です。
舌苔は読んで字のごとく「舌に付着した苔(コケ)」のような汚れで口臭の6割を占めると言われています。
こちらは専用の除去ブラシなどがありますのでこまめなケアで改善できます。
また、口臭が強い方には歯周病になっている事が多いです。
実際口臭を気にして来院される方で、歯周病になっていることは少なくないのです。
歯周病は、歯と歯茎の間の歯周ポケットに食べかすや汚れが溜まり、プラークによって歯茎に炎症を起こします。
同時に細菌がガスを発生させるため、それが口臭の原因になるのです。
放置していると悪化し、出血したり膿が溜まったりしますので、更に悪臭を放つことになります。
歯周病は初期段階だと症状がほとんどないため、ないがしろになりがちです。
症状が進行すると歯を支える骨まで溶けて歯がグラついたりしますので定期的な治療が重要です。
定期的なオーラルケアを心掛けてください。